観てきました、「
パリ、恋人たちの2日間」。
恵比寿でダージリン急行を観た時に予告を観て、
彼と一緒に「観たいねー。おもしろそう!」なんて話していたのです。
でもそのときのわたしにはゴールデンウィークなんて遥か先の話に思えていたのに…。
っていうかもう6月!早いわぁ…。
まぁ、兎にも角にもわたしたちの審美眼は間違ってなかった!(笑)
ということで、とてもシニカルで面白い作品でございました。
というか、もうこのチラシを目にした時点で完璧に惚れてしまったのですよね。
なんてセンス溢れるチラシ…ジュリーの着ているドレスも素敵だし!
そして、なんと言っても主演の二人…。
「恋人たちの距離」のジュリー・デルピーに、「あの」アダム・ゴールドバーグ!
わたしは昔から目をつけていましたよ、彼の濃さに…(笑)
クリスティーナ・リッチちゃんとはどうなったのかしらん。
ま、ともかく儚げなジュリーとオスフェロモンむんむんな2人の過ごす2日間のお話でした。

もうねー、全てがセンスが良いです。
洋服も、ダサかわのような、それでいてオサレなまさに巴里っ子のような着こなし。
音楽も、笑いも、ダメなところもキュートなところもやるせないところも、
すべてがさらりと描かれていて。
でも、その「さらり」感がものすごく気持ちよくて、さらりなのに、心に残ったりして。

ジュリー・デルピーは本当に知性がある女性なんだろうなぁ。なんてイメージは持っていましたが、
今回は音楽、ユーモア、ファッションにおいてもセンス爆発でした。
そもそもカメラマンなのに網膜が傷ついていて焦げたフィルムのような映像しか見れない主人公。
彼氏は神経質で口うるさくて嫉妬深いし、
彼女は自由奔放で気分屋で、でも彼のこと愛してる。
なんだか、不完全な人こそ愛おしいって法則にさっそく巻き込まれてしまいました。
真面目な人って印象だったジュリーがこんな女の子を演じるのがまた可愛い。
そしてそんな自分を監督してるなんて。ふふ。

元ヒッピーでヒステリー持ちのママもエロいものばかり作ってるアーティストのパパも、
現実的な教師の妹も、みんななんだかいいのよね。
巴里の感覚っていうか。そう、なんだか感覚で「あぁ、そういう感じだよね。なんかいいな」と思う。
なにかを共有しあう感じとか、日本の家族のあり方とは違うみたい。
まぁ、各家庭によって違うんだろうけれど。

そして、カップルの2人。
嘘ついたり、正直すぎたり、あっというまに愛が冷めるような気がしたり、
やっぱり彼じゃなきゃと思ったり、怒りが抑え切れなかったり、
色々あって、分かりあってるつもりで分かり合えてなかったり、
泣いて、笑って、むっつりして、また笑って、キスして、
本当、カップルってややこしい。

でも、微笑ましいんだな。
完璧じゃなくても、ダメなところあっても、やっぱり好きだったりするんだよね。
実はアダムが演じてた役が、彼に似てるなーなんて観ながら思ってたのです。
でも、へんてこりんな男だったから、なんとなく心に秘めてたのです。
そしたら観終わってしばらくして、彼が何か言おうとして、「やっぱりやめた」って言うのです。
「なにー?白状してよー」って問い詰めたら
「…あの男の人、僕に似てない?」だって!!
笑ってしまったー!自分でもそう感じたか!
まぁ、見た目も確かに濃いけど、
普段はそうでもないのに変なところで細かかったりとか、
急に何かに熱中してみたり、困ったり動揺したときの表情とか似てる。
声出して笑っちゃいました。ぷぷ。
