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nat

Author:nat
22歳の女子です。
「目指すはガーリー!」なのに、
なぜかグロかったり、悪趣味なものにも惹かれてしまう、 妄想の申し子です。

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voice of Hedwig
今日は、学校でした。祝日始まりだなんて…!
成績証明書もらったら、一応すべてパスしてました。
2教科だけなんだけれど。
しかし、西洋美術史…あれしか勉強してないのに、数日前にamazon.comで買った教科書、一回流し読みしただけなのに、Aが取れた!奇跡!わーい。

そして、ゼミを受けた後、一人で渋谷まで映画を観に行きました。
『ヴォイス・オブ・ヘドウィグ』
flier.jpg

N.Y.にある、ハーヴェイ・ミルク・ハイスクールというLGBTQ(Lesbian, Gay, Bisexual, Transgender, Queer)
の生徒達の為の学校を運営している協会への寄付のため、
『Hedwig & The Angryinch』に使われた楽曲をカバーしたトリビュートアルバムを作成する過程と、
その学校に通う生徒たちを追うドキュメンタリーなのですが…。
実は、わたしの卒論のテーマが「How the Social Should Change for LGBT People and Their Children」なので、
内容的に「これは!」と思い、いそいそ一人で観に行ったわけです。
正直、ちょっとチープだったり、やけにドラマティックな演出を織り交ぜたドキュメンタリーかも…なんて、思いながら出向いたのですが、
この映画




…泣けました。
可哀想とか、同情とか、頑張れ!だとか、そんな安っぽい上から目線の涙なんかではなく、
彼らの「自分」への愛情に感動しました。
どんなに、たとえ味方であったはずの家族からさえ拒絶されても、
「あるべき自分」であることを止めない。
誇り高い彼らに、とても衝撃を受けました。なんて強いんだ!と。
正直、統計的に出ている「人口に対するLGBTの人数」と、実際にカミングアウトしている人数には、絶対的なギャップがあるのは、知っていたけれど、
やっぱりそれは、「自分を押し殺している」人がたくさんいるってことなのだろうと思いました。
「周りの人々を失って、偏見に傷つけられることを覚悟で、カミングアウトする」ことと、
「『今まで多少違和感を感じつつもなんだかんだで生きてきた、今までのわたし』で事を荒立てず、親を傷つけることなく生きていく」
を天秤に掛けた場合、実際前者を取れる人なんて、どれほどいるのだろう…。
幸運にも、授かった身体と心に、ズレがないわたしには、一生分からない苦しみなのだろうと感じました。
実は、ゼミの教授にも、「なんでこの論文を書きたいのか?この論文を読んだ人に何を訴えかけたいのか?という意志が弱い、ゴールが明確じゃない」
と今日の朝、部屋を訪ねたときに言われたばかりで、
自分でも、なんでこのテーマで卒論を書くのか?ただ偽善ぶっているだけなのか?と、悩んでいました。
自分の中に、文章上での偏見は無かったとしても、実際に目の当たりにしたとき、完璧にたじろがず
違和感を感じることなく「自然なことのひとつ」として「感じられる」自信がなかったので…。

でも、今日この映画を観ながら、心が震えました。
生身の、年齢も変わらない彼らにとっての、「毎日を過ごすこと」がいかにわたしのそれと違うかを実感しました。
「自分は何なのか?自分のアイデンティティは?自分のあるべき姿とは?」
彼らは数え切れないくらい自問自答したはず。
家族と折り合いがつかず、自立したり、家を飛び出したり…。
映画を観て感じました。
「女の子になりたい男の子が、周囲に変人扱いされて傷ついてる」のではないのです。
「ごく普通におしゃれが大好きな女の子が、ただ気持ち悪がられたり、親に服を捨てられたり、理由もなく嫌われて、傷ついている」のです。
それと一緒なのです。
ただ、染色体がXYなだけ。
わたしが、「なんでお前は男なのに、男らしくできないんだ!そんな服着るな!そんな仕草するな!」と怒られ、
無理やり髪の毛を刈られるのと一緒なのです。まるっきり一緒。
どんなに哀しいことか。彼女は悪意があるわけじゃない。
ただ、世間一般の女の子が、おしゃれして、かっこいい男の子にキャーキャー騒いているのと、同じ気持ちを持っているだけ。

pg_angel.jpg



人って言うのは、未知なる物を恐れるあまりに、迫害するけれど、
でも、彼らは自分たちの子供でもあるのに。
多感な思春期に「ゲイであることが悪い」と言われて、家族に受け入れられず、
周囲に傷つけられ、それでも「自分」であり続ける姿勢って、
言葉では表せないくらい素晴らしく気高い行為であると思う。
そんな強さってない。
そして、今、わたしはやっとこのテーマで論文を書く理由を見つけられた気がしました。
こんな不条理が、肯定されるなんて、赦せない。
彼らのこんな姿を見て、それでも彼らを否定できるなんて、そんな人たちこそ異常者。
たとえ、宗教への信仰心から彼らを忌み嫌っても、人を嫌うって行為は、宗教の道にあるはずがない。

少しでも、そんな不条理を否定して、彼らの真実、彼らを「異常者」としてではなく、
「わたしたちの中のひとり」として見てもらえるよう、わたしは論文を書くのだと、心に決めました。
何よりも大切なのは、性的思考だったり、性的アイデンティティじゃない。人間性なはず。
一人のレズビアンの女の子が、自分のガールフレンドについて、
「彼女ほど素晴らしい女性はいない。彼女は自分がどんなに美しいか分かっていない。とっても大切な人。」って言っていました。
カメラのレンズをしっかりと見つめながら。
こんな風に人を愛せる人間、わたしは尊敬します。
人は傷ついた分だけ優しくなれるし、悩んだ分だけ賢くなるのね。
ものすごい肌で学びました。

ちなみに、このトリビュートアルバムに参加しているアーティスト、かなり豪華です。
ベン・クウェラー、ヨーコ・オノ、ベン・フォールズ、フランク・ブラック(ピクシーズのフロントマンですね)など…。
作中にもレコーディング風景がたくさん出てきたけど、本当に素敵だった!
今日は買えなかったけれど、近いうちに絶対買おうっと。


Wig in a Box Wig in a Box
Various Artists (2003/10/28)
Off Records

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テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画
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COMMENT

この本を一言でいうと「女性向きに書かれた、能力開発本っぽいダイエット本」です。私は男でして、これまでに能力開発モノでダイエットに的を絞らない願望達成全般を扱うモノを何冊か読んできてるため、本書は内容的にやや物足りなく感じました。軟らかい表現が多いなと感じ
美術史をあげる | 2007/09/28 05:25


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